私は26歳の時、卵巣に境界悪性腫瘍が見つかり、
卵巣と子宮の全摘出手術、抗がん剤の治療をしました。
その当時は、病気のこともAYA世代のことも、なにも知りませんでした。
「まさか自分が」と戸惑うばかりでした。
もう仕事もできないのでは?と不安になることもありましたが、
そんな時、自分が前を向いて乗り越えられたのは、目標を持つということ。
「また表舞台で活躍したい」
闘病中に大好きな歌の仕事への夢を諦めたくないと思い、治療に励みました。
その後は歌手活動の夢を叶えることもでき、
ライブや舞台、講演活動など新しい活動にもチャレンジできるようになりました。
周りの人たちのサポートや応援があったからこそです。
分からないことがあるから、不安になるし、もしかしたら偏見も生まれるかもしれません。
自分が発信することで、少しでも正しい知識を広めるお手伝いをしたいと思うようにもなりました。
たくさんの方に勇気と元気をもらえたので今の私があります。
今度は私がAYA世代の皆様に前に進む勇気を与えてあげられる立場になれればと思います。