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入江 真依

2022年1月7日

入江 真依私は11歳で小児がんに罹患し、現在は晩期合併症を抱えながら生活しています。
がんは完治してもなお、社会で生きていくためにはさまざまな「壁」があります。「がん経験者」という背景を背負っているだけで、就職・結婚に関してたくさん悩み、辛い思いをしてきました。
今では、病気は自分の一部であり、病気になったことで出逢えた仲間もたくさんいるので、大切な自分の一部でもあると思っていますが、まだまだ世間的にはAYA世代の認知度は低く、支援体制が整っていない現実があると思います。
例えば、専門職の支援を受けたくても介護保険制度の対象世代ではなく、私のように難病指定をされている晩期合併症があって不自由な思いをしていても日常生活が送れていれば、身体障害者手帳等の対象にはなりません。医療が発達してきて、「がんと共に生きる」「晩期合併症と共に生きる」ひとたちが増えてきたからこそ、多くの人たちに正しい知識が拡がり病気があっても、なくてもみんなと一緒に生きていける世の中になってほしいなと思っています。

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