19歳の時、急性骨髄性白血病を発症し1年間の入院治療を経験しました。
告知された時の、突然社会から切り離されたような不安と恐怖が混ざった気持ちは、今も忘れる事が出来ません。
AYA世代は、進学や就職、結婚など人生を形作るライフイベントが多い時期です。
私自身、治療の影響で大学を休学・留年し、就職活動でも困難を味わいました。
さらに、治療によって妊孕性を失った為、健康な同世代の結婚や妊娠に辛い気持ちになる日も少なくありません。
人生の基礎となる時期にがんを患った事で、思い描いていた将来の選択肢が一つ、また一つと消えていく、AYA世代の困難を身を持って体感しています。
AYA世代がん経験者の悩みや生きづらさが少しでも解消され、自分らしく生きられる社会になって欲しいとの思いで、微力ですがAYA week実行委員のお手伝いをさせて頂いております。多くの方に関心を持って頂く機会になれば幸いです。