白石 恵子

私は心理士として患者さんと一緒にいろいろとお話していますが、AYA世代という言葉がはやる前から、若い世代の患者さんたちの相談を受けることが多かったです。「まさかこの歳でがんになるなんて思っていなかった」と皆さん口にされます。自分の人生を作り上げていっている時の“がん”という出来事、受け止め方も戸惑うことも、そして気付くことも人それぞれ異なります。
もちろんがんにならなかったほうが良いと思います。でもなってしまったのは誰のせいでもないのです。私は、その人なりでいいので、がんという出来事と折り合いをつけることができるといいなと思っています。
AYA世代って、病院だけでは収まりません。家庭・友達関係・職場など社会の中で過ごしているのです。だからこそ、たくさんの人にAYA世代にがんがあることを知ってもらい、それぞれの立場で何か考えてほしいと思います。何となく他人事なAYA世代のがんですが、皆さんAYAweekにちょhttps://ayaweek.jp/2022/wp-admin/media-upload.php?post_id=548&type=image&TB_iframe=1っと考えてみてください。