昨年に引き続き、AYA WEEKの実行委員として参加しています。実行委員をしたことで、この1年でAYA世代の方々とお話させていただくことがとても増えました。
私は、AYA世代の患者さんと出会うと、
「AYA世代でがんを経験すると、学校や仕事のことで悩んだり、結婚や妊娠で不安になったり、子育てや家族との関係でも困ったりすると言われています」「周りに同じ病気の人は少ないし、自分ひとり悩んでいるのではないかと、孤独を感じる方も多いです」
とお伝えするようにしています。すると、
「自分だけじゃないんだ！」「自分だけが、悩んでいると思ってた」
という反応をくださる方が、結構多いです。
最近ではSNSやオンラインのサロンなど、どこにいてもつながれるツールが増えてきました。それでも、ひとりで悩んでいる方は大変多いのです。
AYA WEEKは、AYA世代のがんの経験者、そのご家族、友人知人、医療者支援者など、色んな人が想いを寄せ、つながる機会になっています。経験を共有することや、想いを分かち合うことが、また別の方の助けにもなるかもしれません。様々なイベントや相互の交流の場が企画されていますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。
近畿大学病院がんセンター 緩和ケアセンター
公認心理師 梶原都香紗