28歳で乳がんになり、気づけば37歳になりました。通院が減ったと同時に患者の自覚が薄れてきましたが、いまだに「どうしてわたしががんになったんだろう?」と思うことがしばしばあります。ふと見た映画や読んだ本の登場人物ががんだと、ドキッとしてしまいます。
2024年のAYA weekは「誰かが、誰かの勇気になる。」というキャッチコピーを掲げています。わたしが罹患した2015年は、同世代でがんを患った方が周囲にもSNSにもほとんどおらず、不安な気持ちでいっぱいでした。しかし今では元気に暮らしていて、AYA weekの活動の中ではたくさんの勇気をもらっています。わたしも、誰か一人のロールモデルになれるよう、今後も活動を広げていきます。
AYA week 2024 副実行委員長 二宮みさき