AYA世代の“がん”について想う1週間
〜誰かが誰かの勇気になる〜
AYAweek2024実行委員長の白石恵子です。
私は、心理士としてAYA世代(15~39歳くらい)の方とたくさん知り合って来ました。話をすればするほど、それぞれにその人らしさがあり、良いなあと感じます。
AYA世代は、病気をしなくても生活や人間関係など様々な変化があり、悩み多き年頃です。AYA世代でがんになると、年相応の悩みに加えて病気や治療のことも考えないといけなくなるので複雑になるし、周りに同じような経験をした人が少ないので、どうしたら良いのかわからなくて戸惑います。
AYAweekは今年で4回目になるイベントですが、これまでの3年を振り返ると、全国のがん経験者や医療従事者、企業や学校、地域の人など様々な立場の人が関わった色々な趣向のイベントがありました。たくさん企画があるので、AYAweek中の何かが、誰かの言葉が誰かの希望になったり、誰かの活動が誰かの背中を押したり、素敵な出来事がどこそこで生まれています。何かでっかいことをしなくても、ちょっとした気持ちも大切だと思っています。“どっちが良い”そういうことではなく、その時にその人に届く何かがあるのです。
AYAweek2024もいろいろなものが集まります。それらが自然な形で誰かの勇気になる、全国でそんなムーブメントが起きると良いなと思います。みなさんそれぞれにできることはあります。ぜひご参加ください。