今年からAYA weekの実行委員に参加させていただいています、近畿大学病院心療内科・緩和ケアセンターの梶原と申します。公認心理師・臨床心理士として働いています。
心理師として働いていると、「自分はこんなに弱い人間だったなんて」というような言葉を聞くことがあります。でも、がんになって気持ちがつらくなるのは当たり前。特にAYA世代は病気や治療の悩みだけではなく、勉強や仕事、友人関係や恋愛、妊娠・出産・育児など、それまで当たり前のようにとらえていた生活について思い悩むことが少なくないので、どうしても周りの人とのギャップを感じてしまいます。
AYA weekでは、色々な立場の方が「つながる」ことを目的に、様々なイベントが企画されています。AYA世代の方も、その周りの方も、医療者も、それぞれ悩みを持つひとりひとりが「つながる」ことで、「ひとりじゃないんだ」と安心できることを願っています。