AYA WEEK 2025 / 2025.3.8(土) - 3.16(日)

2025 実行委員長ごあいさつ

二宮みさきの写真

AYA世代の"がん" の「今まで」と「これから」を考える一週間。
がんであってもなくても、自分らしさを大切にしたい。

AYA week 2025 実行委員長の二宮みさきです。
28歳の終わりに乳がんを患い、現在もホルモン治療を続けながら、もうすぐ10年が経とうとしています。
当時、仕事と家庭の両立に悩んでいました。望んだ仕事に対してスキル不足を感じ葛藤していました。結婚して3年が経ち、そろそろ妊娠を考えるべきではないかと焦っていました。そんな中で乳がんと診断され、治療を最優先にする必要がありました。
ライフプランの悩みは、がんの有無にかかわらず、AYA世代(15〜39歳)の方々に共通するものです。病気になると、その悩みはさらに増していきます。同じ境遇の人が少なく、相談することも難しいのが現状です。
治療を優先する中で、仕事に行けない期間が長く、取り残されるような思いをしたこともありました。副作用がつらく泣き続けたこともありました。「がん患者だから」という理由で諦めたこともいくつかあります。
しかし、罹患から時間が経ち、AYA Weekをはじめとするさまざまな場所で出会った当事者やご家族、医療者などの活動や活躍を見る中で、がんであってもなくても、自分らしさを大切にしたいと思うようになりました。
治療を優先している方も、終わりのない葛藤を抱えている方もきっとたくさんいると思います。
それぞれがそれぞれのペースで、AYA Weekに参加していただけたら嬉しいです。

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